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F1復帰は「シューマッハにとっては悪かったがF1にとっては良かった」

2012年11月16日(金)12:56 pm

元F1ドライバーのアレックス・ブルツが、F1復帰は「シューマッハ(メルセデスAMG)にとっては悪かったがF1にとっては良かった」と語った。

ブルツは1990年代後半にベネトンでF1に参戦、1998年のモナコGPでは、当時フェラーリのミハエル・シューマッハと激しいバトルを演じ、接触してマシンを大破させたこともある。

F1で91勝を挙げ、7回チャンピオンを獲得するという前人未踏の大記録を持つシューマッハは、2006年に惜しまれつつ引退したが、3年のブランクののち、メルセデスAMGからF1に復帰した。しかし、今や40代になったシューマッハの成績は、復帰後の3年間で3位表彰台を1回獲得したにとどまっている。

今シーズンいっぱいで引退を決めているシューマッハのF1キャリアも、F1アメリカGP(11月18日決勝)とF1ブラジルGP(11月25日決勝)の2戦を残すのみとなった。

ブルツは『Sportwoche(シュポルトヴォッヘ)』にこう語った。「彼(シューマッハ)は予想していたことができなかった」

「結局は、この時代を表している。F1ではすべてが急速に変わり、情け容赦がないということだ」

しかしブルツは、シューマッハの復帰は失敗ではなかったとも語った。

「あれほど圧倒的だった者が、3年のブランクで再び圧倒的な強さを見せることができなかったというのは、現在圧倒的な強さを誇っているドライバーへの賛辞になる」

「現在の世界最高のドライバーたちだということを示している」とブルツは述べた。

従って、2010年から2012年までの3年間は「シューマッハにとっては悪かったがF1にとっては良かった」と記憶されるだろうとブルツは締めくくっている。

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