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ブルツ「驚異的なハイブリッドシステムの力を見せることができた」

2012年09月16日(日)12:48 pm

15日(土)にブラジルのインテルラゴス・サーキットで行われたWEC(世界耐久選手権)第5戦サンパウロ6時間において、同シリーズ初優勝を果たしたトヨタのドライバーから喜びのコメントが届いた。

WEC第5戦サンパウロ6時間 写真ギャラリー

TS030ハイブリッドで参戦するトヨタは、中嶋一貴が日本で参戦しているレースの日程との兼ね合いから今回は出場できなかったため、アレックス・ブルツとニコラス・ラピエールの2人で6時間レースを戦った。

トヨタは予選で初のポールポジションを獲得すると、決勝でも安定した速さでリードを広げていく。最終的には、2位に入ったハイブリッド搭載のアウディ1号車に1分以上の差をつけて初優勝を果たした。今回の優勝はトヨタにとって、1999年のWRC(世界ラリー選手権)チャイナラリー以来13年ぶりのFIA公認世界選手権での勝利であり、耐久レースとしては1992年にTS010で勝利をあげたモンツァのレース以来、実に20年ぶりの勝利となった。

アレックス・ブルツ
「トヨタ・レーシングのドライバーであることをこんなに誇りに思ったことはない。トヨタはこの驚異的なハイブリッドシステムを開発し、その力を見せることができたと思っている。われわれのトヨタハイブリッドシステム・レーシングは文句なしのパフォーマンスを示した。インテルラゴス・サーキットは特別好きなコースで、ここでトヨタ・レーシングの一員として勝てたことは最高の気分だ。チーム全員、チームメイトのニコラス・ラピエールに感謝したい」

「もちろん簡単なレースではなかった。われわれはとにかく猛烈にプッシュした。勝利のキーポイントはタイヤのマネジメントで、第2スティントでその成果を発揮出来た。ミシュランタイヤにも感謝したい。ル・マン24時間レースで木下チーム代表が言ったことを覚えている。彼はこう言った。“見ていてくれ、やってみせる”。これから先のレースもこの気持ちを忘れないでいく」

ニコラス・ラピエール
「チーム全員にとって格別の勝利だ。最初からわれわれのTS030ハイブリッドは速いと分かっていた。ル・マンでリードしたあとは、信頼性向上に努めた。シルバーストーンで2位に入ったあとは燃費向上を目指した。そして、今日はそれらを成し遂げた。このプロジェクトの始まりからチーム全員が素晴らしい仕事をして来たが、今週末も例外ではなかった。アレックス・ブルツは予選で最高の仕事をしてポールポジションを獲得、レース中、われわれはタイヤのマネジメントをうまくこなした。ハンドリングは素晴らしく、トヨタハイブリッドシステム・レーシングは強烈なパフォーマンスを提供してくれた。とにかく最高だった!」

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