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フェルナンド・アロンソ「勝つために、常に努力は惜しまない」

2012年07月23日(月)9:31 am

フェラーリのフェルナンド・アロンソは、ホッケンハイムリンクで行われたドイツGP決勝をポールポジションからスタートし、そのまま逃げ切って優勝した。

フェルナンド・アロンソ
「スタートしてからゴールするまで、終始気の抜けないレースだった。僕たちのクルマは最速ではなく、スピードではマクラーレンとレッドブルのマシンに分があったけど、追い抜かれるほどの差ではなかった」

「チームが下したピットストップのタイミングが、2回ともズバリ的中したから、僕のほうも“より一層、集中力を高めなくては”、と気を引き締め直したよ。KERS(運動エネルギー回生システム)を使ってポジションを維持するために、特にターン6(第2セクターのヘアピンカーブ)に気をつけた。続く第3セクターでは、追い抜きをしかけられるスペースがなかったからね」

「タイヤを最大限にいたわる走りに終始したよ。見ての通り、気を抜ける瞬間は一瞬たりとも訪れなかった。でも、ガレージのピットクルーやピットウォール(コースとピットの間にある壁/画面を見ながらチーム代表やエンジニアがレース中の指示を出す場所)のスタッフ、そしてテレビの前でかたずを飲んで見守っていたファンよりも、僕自身が一番落ち着いていたんじゃないかな!」

「2月にヘレスでシーズン開幕に向けた新型マシン(F2012)のテストを行っていたころや、開幕戦のオーストラリアGPで僕たちのいたポジションを思い起こせば、マラネロ(フェラーリの本拠地)のみんなに心からお礼を言いたいと思う。今の僕たちがあるのも、スタッフたちのおかげだと思っている。実に素晴らしい姿勢で僕たちが置かれていた立場と向き合い、当時抱えていた問題の解決に取り組んでくれた」

「昨日の予選では、雨の中ポールポジションを獲得できたこともあって、クルマの状態はかなりいいように見えた。だからマシンの信頼性の問題やピット作業でのミスを避けるために、チーム全体が集中力を保つ必要があった。このような状況下では、幾度となくグランプリで優勝を経験してきたフェラーリの右に出るチームはいないと思っている。だから安心してチームにゆだねることができるのさ。おかげで僕はドライビングでチームを助けることだけに集中すればよかった」

「僕はチームの目標を達成するためなら、常に自分の持てる100%の力を出し切りたいし、日夜いとわず協力したい。次戦のハンガリーGP(29日決勝)に向けて、いつもと同様に僕は準備をする。それは、ほかのどのドライバーよりも、身体的にもそして精神的にも最高の状態で挑み、誰よりも高いモチベーションで臨むということ。コース上のレース以外の戦いにも勝つために、僕は常に努力を惜しまないんだ」

「ハンガリーでもうまくいくことを期待しているし、悲観的になる理由は何一つない。でも、レッドブルとマクラーレンが僕たちよりも速かったことを決して忘れたわけではないよ」

「7月は重要な月になるって以前言ったと思う。グランプリが1ヶ月の間に3戦もあるから、どのドライバーも75ポイント(1位は25ポイント獲得)手に入れるチャンスがある。2戦終わった段階で、僕は43ポイント獲得できたから、ハンガリーでもできるだけ多くのポイントを獲得して、7月のミッションを完結させるよ」

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