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フェラーリ、新たな地震でスタッフに帰宅指示

2012年05月30日(水)10:15 am

フェラーリの本拠地があるイタリア北部のエミリア・ロマーニャ州では今月20日(日)にもマグニチュード6規模の地震が発生し、建物の倒壊などより死者やけが人が多数生じたことが伝えられていたが、現地時間29日(火)午前9時頃もマグニチュード5.8の地震が発生し、さらにその被害の度を増している。

今回の地震を受けて、フェラーリのファクトリーにおいても、スタッフに帰宅を指示した模様だ。

前回の地震の際、マラネロのフェラーリ本部には被害はなかったと報じられていたものの、チーム代表のステファノ・ドメニカリは先週、「それ以来ずっと地面が揺れ続けていたよ」と語っていた。

さらに、ドメニカリは、27日(日)に、20日の地震による被災者に向けて次のようなメッセージを送っていた。

「私たちは、みなさんのために考え、そしてみなさんのために行動します。なぜなら私たち(フェラーリ)はここで生まれ育ったのですから」

『ロイター通信』が伝えるところによれば、フェラーリの広報担当者の話として、今回の地震発生を受けて、フェラーリはスタッフに対し家族とともにいられるように帰宅を指示したとしている。

モナコでのレースを終えたフェラーリの2012年型車、F2012も28日(月)にはマラネロへ戻ってきている。フェラーリによれば、「すでに車両はレース後のオーバーホール(一度分解し、チェックを行った後にまた組み立てなおすこと)のためにいつものようにファクトリーの組立エリアに設置されている」とのことだが、次戦カナダGP(6月10日決勝)の開催地であるモントリオールに向けて、遅くとも今週の土曜日(6月2日)には輸送する必要があるという。

また、フェラーリドライバーのフェルナンド・アロンソも、31日(木)にマラネロ本部にあるシミュレーターで作業を行うことが以前から予定されている。

今回の地震が、今後フェラーリにどのような影響を与えることになるのか、今のところ分からない。

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