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佐藤琢磨の追い抜きに「勇敢だ。しかし愚かだ」との声=インディ500

2012年05月29日(火)11:05 am

元F1ドライバーで現在はインディカー・シリーズに参戦している佐藤琢磨が、27日(日)に行われたインディ500で、優勝まであと一歩の会心の走りを見せた。

琢磨はジョーダン、HONDA、SUPER AGURIからF1に出走し、2008年シーズン途中にSUPER AGURIが撤退すると同時にF1でのキャリアを終えたが、2004年アメリカGPで日本人最高位タイの3位表彰台を獲得するなど、日本を代表するドライバーのひとりだ。

2010年から挑戦しているインディカー・シリーズでもその熱い走りは変わらず、27日(日)のインディ500で最終周まで優勝争いを繰り広げたが、ダリオ・フランキッティに追い抜きを仕掛けてスピンしてレースを終えた。フランキッティはコーションまま(黄旗が振られたまま)チェッカーを受けて優勝している。

伝統あるインディ500の舞台インディアナポリスのヒーローであるボブ・クラヴィッツは琢磨が追い抜き時に見せた走りについてこう語った。「勇敢だ。しかし愚かだ。勇気ある行動だったが、無責任だ」

「もしあの追い抜きが成功していれば、伝説の場面になっただろうね」と付け加えた。

このレースをポールポジションからスタートしたのはかつてトヨタでテストドライバーを務めていたライアン・ブリスコーだ。ブリスコーは5位でゴールし、ジャガーからF1に参戦していたジャスティン・ウィルソンは7位に入っている。

昨年末にF1から引退したルーベンス・バリチェロはインディ500のデビュー戦を11位で終え、元トロ・ロッソのセバスチャン・ブルデーは20位となっていた。

史上最高年齢での初参戦が話題になった元F1ドライバーのジャン・アレジは、指定タイムよりも遅いクルマを決勝に出場させない、いわゆる105%ルールの適用を受けて予選落ちを喫した。

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