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セバスチャン・ベッテル、フェラーリとの契約報道を否定

セバスチャン・ベッテル（レッドブル）が2014年からフェラーリに加入する“仮契約”に署名したとの報道を、ベッテル本人が否定した。

レッドブルのドライバー育成プログラムからトロ・ロッソを経てレッドブルでチャンピオンになったベッテルの電撃移籍をモナコGP決勝直前の27（日）にイギリスの2紙が報じていた。

モナコで『Kleine Zeithung（クライネ・ツァイトゥング）』紙の取材に応じたベッテルは「紙面を埋めたかっただけなんじゃないかな」と、この報道をきっぱりと否定した。ベッテルとレッドブルは今後複数年にわたる契約が残っている。

「僕は何の契約も結んでないよ」とベッテルは語った。

世界中のセレブが集まるモナコGPでレッドブルが毎年作るパドック・プールは、レース後にレッドブルがお祝いをする場となっており、2006年にはチーム代表のクリスチャン・ホーナーがマント1枚で飛びこんだこともある。27日（日）も、このプールでマーク・ウェバー（レッドブル）のモナコGP優勝を祝っていたが、チームスタッフらでにぎわうその場にベッテルの姿はなかった。

その理由をベッテルは「泳ぐ気分じゃなかったんだ。それに、着替えもなかったしね」と、硬い笑顔を作って明かしていた。

モナコGPで4位となったベッテルは、2012年ドライバーズラインキング首位の座をフェルナンド・アロンソ（フェラーリ）に明け渡している。