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2012年F1、追い抜き回数増加

2012年04月13日(金)2:46 am

ここ数年、F1では追い抜き回数を増やそうとさまざまな技術の導入や規約の変更が行われてきたが、2012年シーズンはどうやらいいスタートを切ったようだ。第2戦終了時点での追い抜き回数が、昨シーズンを上回っていることが分かった。

2011年シーズンは、DRS(空気抵抗低減システム/可変リアウイング)の導入と性能劣化の激しいピレリ製タイヤによって追い抜き回数が増加していたこともり、この検証結果には驚きの声も出ている。

フィンランドの『Turun Sanomat(トゥルン・サノマット)』紙によると、2011年の開幕戦オーストラリアGPと第2戦マレーシアGPを終えた時点で、1周目を除いた追い抜き回数は63回だった。

これに対して2012年シーズンは、開幕戦オーストラリアGPと第2戦マレーシアGPで70回の追い抜きが確認されている。

今週末に行われる中国GPにも期待がかかる。昨年の中国GPでは63回もの追い抜きが見られており、その中にはルイス・ハミルトン(マクラーレン)が首位走行中だったセバスチャン・ベッテル(レッドブル)を抜いて勝利を手にしたものも含まれている。

F1のタイヤサプライヤーであるピレリのモータースポーツ責任者ポール・ヘンベリーは、次のように語っている。

「(サプライヤーとなって)1年目のレースで、中国GPはとても興味深いレースのひとつだと見せ付けてくれた。太刀打ちできない偉業がそびえたっているようだね」

「しかし、今季はスリックタイヤ(ドライ路面用の溝なしタイヤ)の性能が発揮できる範囲を広げるという考えのもとにタイヤを作っている。これによりドライバーは、より厳しくより激しいレースができるはずだ」

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