今年中に勝ちたいとセルジオ・ペレス
セルジオ・ペレス（ザウバー）は、モータースポーツの最高峰F1において、わずか19戦目にして初の表彰台を獲得した。22歳のペレスは25日（日）に行われたマレーシアGPにおいて2位となり、郷里であるメキシコのグアダラハラへ向けた帰路についている。
Q：セルジオ、初めてF1で表彰台に上りましたが、実感はわいてきましたか？
ペレス：実際のところ、まだそうでもないんだ。F1ではすべてのことが大急ぎだし、レースが終わったらすぐに出発しなくてはならなかったんだけど、まだメキシコの家には着いていないから、お祝いもしていないしね。今はアメリカのダラスにちょっと立ち寄っているところだよ。
ペレス：確かに素晴らしいレースだったし、ものすごく感動もした。でも、最初はちょっとガッカリもしていたんだ。優勝だってできていたはずだと考えていたからね。もちろん、もしあのままフェルナンド（アロンソ／フェラーリ）を攻め続けていられたらどうなっていたか、僕が彼を抜けていたかどうかなんて誰にも分からないれどね。
ペレス：でも、もちろん、2位になったということは僕たちにとって素晴らしい結果だったし、すごく一生懸命にやっている、チーム全体に対する最高の後押しになったということは分かっているよ。ザウバーF1チームの皆のためにもうれしく思っている。
Q：グアダラハラに到着したときにはどうなると思いますか？
ペレス：まったく分からないよ。メキシコ人は何をするか分からないからね。
Q：（メキシコ大統領の）フェリペ・カルデロンもツイッターにお祝いの言葉を書き込んでいましたね。それらのお祝いのメッセージを全部確認することはできましたか？
ペレス：たくさんのメッセージに目を通したよ。たくさんの人たちからメッセージを受け取った。とりわけ母国からすごくたくさんのメッセージがあってものすごくうれしいよ。すごく応援してくれているのを感じているし、本当にありがたく思っている。これまでの自分のキャリアを通じてやってきたことへのご褒美のようなものだと考えているよ。必ずしも簡単なものではなかったけれどね。メッセージを送ってくれたすべての人たちに心から感謝したい。
Q：これから数日はどのように過ごす予定ですか？
ペレス：もちろん、家に帰って、家族や友人たちと会うのを楽しみにしている。これからまだまだシーズンも長いし、今後のレースに向けた準備をするよ。エンジニアのみんなとは連絡を取り合って、さらに改善するためにはどうすればいいのか話したり考えたりする。もちろん体調を完全に整えて、次の中国GP（4月15日決勝）で最大限の力を発揮できるようにトレーニングをするよ。
Q：次の目標は何ですか？
ペレス：目標は、クルマや全体的なパフォーマンスを改善し続けることだね。ハードに攻めなくてはならないし、もちろん、現実的でなくてはいけない。（マレーシアGPでは）レースでのペースは良かったけれど、この結果はものすごいコンディションのもとで行われたとても特殊なレースのおかげで手に入れることができたものだと忘れてはいけないよ。
ペレス：最終的には、常にレースに勝ちたいと思っている。そう遠くないうちにF1で初優勝することができるって強く信じているんだ。理想的には今年中に達成したいね。
