ペレスのフェラーリ加入報道にも「僕の心配事はゼロ」とマッサ
フェリペ・マッサ（フェラーリ）、シーズン中にフェラーリを解雇され、セルジオ・ペレス（ザウバー）が後任になるとのうさわを心配していないと語った。
先週末に開催されたマレーシアGPで、勝利まであと一歩に迫る大活躍を見せたペレスは、レース終了後にフェラーリのチーム代表ステファノ・ドメニカリに呼び止められ、言葉を交わしていた。これを目撃したパドックの一部関係者は騒然となった。
目覚ましい活躍を見せるペレスは、苦戦が続き、フェラーリでのキャリアががけっぷちに追い詰められているフェリペ・マッサの代わりにフェラーリ入りを果たすのだろうか？
さらに加速するペレスとのうわさに対し、ペレスは「ドメニカリにお祝いを言っただけだよ。彼らのチームは素晴らしい仕事をしたからね」と語りザウバーとあらためてフェラーリ移籍を否定し、こう続けた。
「僕は今のチーム、ザウバーにすべてをささげている。単なるデタラメに過ぎない。僕は今シーズンの全戦をザウバーで戦う」
しかし、アロンソは新しいチームメイトが近々やって来るとは思っていないようだ。
「現時点では、セルジオが言ったように、彼はザウバーでの仕事に集中している」とアロンソは述べつつも、ペレスの「大いなる才能」も認めている。そして「フェリペがいる今の僕たちはとても強く、団結してるチームだ」とラインアップ維持の方向性を示した。
F1界は、このペレスのフェラーリ移籍に関する話題で持ち切りになっているが、当のマッサは何も心配していないと胸を張っている。
「彼（ペレス）と彼のチームのことは、僕もうれしく思っている。でも、僕の心配事はゼロだ」とマッサは母国ブラジルの『Globo（グローボ）』に話し、次のように続けた。
「今まで、ほかの誰かの素晴らしいパフォーマンスが、僕にとって問題になるかならないかを心配していたことなんてないよ」
