ザウバーの小林可夢偉は、クアラルンプールのセパン・インターナショナル・サーキットで行われたマレーシアGP決勝を17番手からスタートし、リタイアに終わった。
小林可夢偉
「今日とてもいい成績を残せたのはチームにとって素晴らしいことです。でも、僕個人にとっては、もちろんとても残念なレースでした。技術的な面では、ブレーキにとても苦しみました。それが47周でレースをあきらめざるを得なかった理由です。それに加えて、僕にとっては戦略もうまく機能しませんでした。もちろん、それは結果論ですけれどね」
「いいスタートを決めることができました。でも、その後インターミディエイト(路面の水量が少ないとき向けの雨用タイヤ)からレインタイヤ(ウエットタイヤ/路面の水量が多いとき向けの雨用タイヤ)に交換するまで時間をかけ過ぎてしまいました」
「クルマをコースからはみださないようにするのは簡単なことではありませんでしたし、僕がタイヤを交換したすぐあとに赤旗中断になってしまいました。でも、こういうことは誰にも前もって分かるわけではないですからね」
「レース後半では、それとは逆でした。ドライタイヤに交換したかったんですが、僕たちはもっと雨が降ると考えていたんです。それでまたインターミディエイトを交換することができませんでした」