ルイス・ハミルトン(メルセデスAMG)によると、2月にスペインのヘレス・サーキットで行われた合同テストでマクラーレンのピットを訪れたところ、チームに追い返されたという。
下位カテゴリーの時代から一身にマクラーレンのちょう愛を受け、2007年にF1デビューを飾ったハミルトン。グランプリ21勝と2008年の世界タイトルは、いずれもマクラーレンで成し遂げたものだ。
ところが昨年末、ハミルトンはマクラーレンを離れ、メルセデスAMGに移籍した。
それでも昔のよしみで旧交を暖めようと思ったハミルトンは、今年最初の合同テストでマクラーレンにあいさつをしようとした。ところが、ピットに入れてくれることはなかったようだ。
「開幕戦F1オーストラリアGPで(マクラーレンのピットに)顔を出したよ」
「でも、その前のヘレス・テストでみんなに会いに行こうとしたところ、サム・マイケル(スポーティング・ディレクター)に追い出されちゃった」
「あまり好意的な態度とはいえなかったね。いい感じはしないよ」と、F1公式サイトにハミルトンは語る。
マクラーレン・グループ会長のロン・デニスと決定的な仲たがいをしたといわれるハミルトンだが、チーム代表のマーティン・ウィットマーシュとの関係は良好なようだ。
「これまでマーティンは、すごくよくしてくれたよ。連絡を怠りがちだから、この際マーティンに電話してみようかな」とハミルトンは締めくくった。