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ペレス、チームの集中砲火に「ビックリ」

2013年04月20日(土)14:05 pm

F1第3戦中国GP後、セルジオ・ペレス(マクラーレン)は、チーム代表のマーティン・ウィットマーシュから走りを批判された。「もうビックリだよ」というペレスの顔から、プレッシャーを抱えているのがはっきりと見て取れる。

いかに今季マシンの競争力が低いとはいえ、23歳のペレスは、昨年マクラーレンを離脱したルイス・ハミルトン(メルセデスAMG)の穴を埋めるのに四苦八苦している。

とくに先週末のF1中国GP決勝は、キミ・ライコネン(ロータス)に文句をいわれたり、ハミルトンにも酷評されたりと、散々だった。さらに、ウィットマーシュからは、「もっとタフになれ」といわれる始末なのだ。

「“どうぞ追い越してください”という遠慮がちな態度がありありだったよ」とウィットマーシュは語り次のように続けた。

「確かにタイヤはとても減りやすく、マシンの競争力も高くない。それに難しいレースだっただろう。そんな状況でも、よく走ったと思う。でも、本人はそれで満足しないだろうし、そこそこの結果に甘んじるべきじゃない」

ウィットマーシュは、まだまだマクラーレンで日の浅いペレスのサポートを続けると、理解のあるところを見せている。しかし18日(木)、バーレーン入りしたペレスは今季ここまでを振り返って「間違いなくプレッシャーを感じる」と、ウィットマーシュとは裏腹の発言をしている。

「マクラーレンではフリー走行から全員に走りをチェックされる。それも毎戦だ」

「開幕から3戦を終えたが、はじめの2戦はマシンの能力を出し切る走りをして、良かったと思う。でも、3戦目で失敗したとたんに非難の嵐さ」

「もっとも、マクラーレンのようなチームではそれが普通なんだろうね」と、記者団に語るペレス。

「僕は他人の批判について考えたりしないし、もっというと、それがどうしたって思う。僕は自分の仕事をするだけさ。今週末のバーレーンGPをはじめ、残り16戦でベストを尽くすよ」

F1中国GPでは、金曜日のフリー走行から決勝のチェッカーフラッグが振られるまでアクシデント続きだったペレス。その走りは間違いなく今季、最悪だった。

「ジェンソン(バトン)はかなり手強いチームメートだよ。中国GPで、彼に遅れがちだったのは確かだ。ちょっと手が届かなかったよ」

「あのマシンにしてはすごい仕事をしたと、素直に認めるしかないね」とペレスは語った。

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