マクラーレンのルイス・ハミルトンは、モンツァ・サーキットで行われたイタリアGP決勝をポールポジションからスタートし、優勝した。
ルイス・ハミルトン
「モンツァで優勝することは、僕のF1キャリアの中で、とても素晴らしい経験だよ。13歳のころからレースをしにイタリアへ来ていて、お気に入りの場所さ。ここの文化や食べ物、そして人々が本当に大好きなんだ」
「F1を始めてからというもの、モンツァは常に勝ちたいと思っていたあこがれのレースだった。本当に素晴らしく、歴史のあるサーキットで、過去の偉大なレーサーたちはみんなここで優勝している。ようやく自分の名前がそのリストに加わるかと思うと、とても誇らしい一方、恐れ多くもある」
「クルマは週末を通じて抜群によかった。トラブルに見舞われることなく、リラックスしたグランプリを送ることができたのは、なによりだった。レース中はほとんど一人で走っていて、後続との差を広げることだけに集中していた。最後の方は軽く流していたんだけど、チームから無線でセルジオ(ペレス/ザウバー)がフェルナンド(アロンソ/フェラーリ)を追い抜いて2番手に上がったって聞くやいなや、1位を守るためにギアを入れなおしたよ」
「ジェンソン(バトン/チームメート/2位走行中にマシントラブルでリタイア)にとって、今日のレースはとても不運だった。ちょうどジェンソンにトラブルが発生した時、僕たちは1位と2位を走行していたから、もしあのままゴールできていれば、チームにとってすごくいい結果だったんだけどね」
「タイトル争いはまったく予測不可能なものになってきている。僕たちには素晴らしいクルマがあること、そして何よりもタイトル争いに参加できていることをとてもうれしく思う。あと7戦残っている。今日は勝利を満喫するけど、この1勝は単なる一歩に過ぎないことも肝に銘じなければいけない。明日から、次戦のシンガポール(9月23日決勝)に向けて僕たちは再び始動する」