2012年をもってマーク・ウェバーがチームを離れるのではないかとのうわさを、レッドブルのチーム代表を務めるクリスチャン・ホーナーが否定した。
レッドブルと単年契約を結んでいるウェバーは、今シーズン不調に苦しむフェリペ・マッサ(フェラーリ)と交代に、2013年からフェラーリへ加入する可能性があると言われている。
しかし、レッドブルは近日中にもウェバーへ契約更新をオファーするとの報道もあった。
ホーナーも、ウェバー離脱の可能性を否定。フランス紙『L’Equipe(レキップ)』に対して、次のように語った。
「こういううわさが立つのは仕方ないことだ。パドックにいる全ドライバーが、来シーズンのフェルナンド・アロンソ(フェラーリ)のチームメート候補に挙げられているんだからね」
「そうは言っても、われわれは自分たちのことを考えるだけだ。マークはこのチームにいることができて満足だろうし、私たちも彼と一緒にレースをすることができてうれしいよ」
「今後、時期が来たら去年と同様、彼の将来についてじっくりと話し合うつもりだ」
「こういったさまざまな推測というものも、F1ビジネスの一環だよ」
「今シーズンのマークはかなり好調だ。4戦連続で4位入賞という成績を残しているんだからね。彼が表彰台に上がる姿を見たいのはもちろんだが、彼がこれまでに獲得したポイントが非常に重要であることは間違いない」
「マークは今年、何か大きなことを成し遂げてくれるだろう。マークとセバスチャン(ベッテル/チームメート)が切磋琢磨し合うことで、お互いにとって大きな刺激となっていることは間違いない。セバスチャンがベストを尽くそうと頑張れるのも、ある意味ではマークのおかげと言えるだろうね」
「こういったことが彼らにとっては大きな原動力となっており、それこそまさにわれわれが望んでいたものなんだ」