セルジオ・ペレス(ザウバー)の父が、フェラーリから接触があったことを認めた。
開幕戦オーストラリアGPでフェリペ・マッサ(フェラーリ)のパフォーマンスが悪かったことを受け、イタリアメディアはフェラーリがシーズン中のマッサ解雇を検討していると報道。後任候補としてペレスの名も報じられたが、フェラーリはこれを否定していた。
ペレスは、フェラーリのドライバー育成プログラムに所属しており、昨年のF1デビュー以来、評価が高まっている。ペレスの父親アントニオも、スペイン紙『Medio Tiempo(メディオ・ティエンポ)』へこう話した。
「昨年から、フェラーリは3人のドライバーを抱えている。フェルナンド・アロンソ、フェリペ・マッサ、そしてセルジオだ」
「“チェコ(ペレスの愛称)”は確かにフェラーリとの間に素晴らしい関係を築いている。しかし、私が現時点で言えることは、彼がペーター・ザウバー(ザウバー代表)とだけ契約を交わしているということだ」
しかし、アントニオは、ペレスに関してザウバーへフェラーリからの接触があったことを認めた。
「そうだ。モニシャ(カルテンボーン/ザウバーチームCEO)は、フェラーリの関係者がセルジオに関して彼女のもとに話をしに来たと認めていた」
この2年間は不振が続き、オーストラリアGPでもチームメートであるアロンソとのパフォーマンス差が大きかったために高まったマッサ解雇説。先週末のマレーシアGPでもマッサは思うような成績を残せなかった一方、ペレスがレース終盤までアロンソと優勝を争う活躍を見せたことから、マッサ解雇説は今後も消えることがなさそうだ。