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フェリペ・マッサ、イベントのレースで勝利

イタリアのリゾート地のマドンナ・ディ・カンピリオで開催されていたフェラーリとドゥカティによる毎年恒例のスキーイベント「Wrooom」のおおとりとなる凍結した湖でのレースが、花火が美しく夜空を彩る中行われた。

その夜は、フェラーリとドゥカティの関係者に加え、F1とMotoGPの分野を専門とする報道関係者が集うシーズン前の会合から始まった。この会合も毎年恒例の行事で、20年以上にわたって、「Wroom」と同じマドンナ・ディ・カンピリオで開催されている。

氷上レースはフェラーリ、ドゥカティの両チームのドライバー／ライダーたちが最初はゴーカートで、次にフィアット500sで競い、会場を大いに盛り上げた。その中には、フェラーリの副社長であるピエロ・フェラーリが操るフェラーリFFという“特別仕様車”もあった。

フェラーリのフェリペ・マッサ、フェルナンド・アロンソの両ドライバーよりも早くゴールラインをまたいで、最初のレースの勝者となったのはドゥカティのバレンティーノ・ロッシ。2位にマッサ、3位にアロンソが続いた。4番目にゴールに飛び込んできたのはジャンカルロ・フィジケラ、そして5番目はマルク・ジェネとフェラーリのテストドライバー陣だった。そして最後尾はニッキー・ヘイデンに代わりドゥカティのライダーとなった、ロッシの無二の親友アレッシオ・サルッチという順位となった。

このゴーカートでの順位がそのままフィアット500sでのレースのスタート順位になるルールとなっており、そのレースではマッサがラスト数周のところでロッシを芸術的に抜き去ってトップでゴールした。アロンソは再び3位で、4位がジェネ、5位がフィジケラとなり、テストドライバー同士で順位が入れ替わった。