フェルナンド・アロンソ(アルピーヌ)は、今週末のバルセロナで「新しいリアウイング」を導入すればアルピーヌは「もう少しパフォーマンスが上がる」というチーム首脳の発言に疑問を呈している。
■これはパフォーマンスアップではない
『El Mundo Deportivo(ムンド・デポルティーボ)』紙によると、アルピーヌの新代表オットマー・サフナウアーはマイアミで「スペインで新しいリアウイングを投入する」予定だと語ったと言う。
「2月にここで使った最後のものよりも効率的なはずだから、もう少しパフォーマンスが上がるはずだ」と彼は語った。
しかし、この新しいリアウイングがアルピーヌの2022年型車のパフォーマンスアップにつながるというニュースを読んだF1最年長ドライバーになる40歳のアロンソは、その表現に異議を唱えた。
「ここ数日で読んだけど、リアウイングはこのサーキット専用だ。モンツァでは、モンツァ用のウイングになるから、もう一つ新しいウイングがあるとも言るよ」
「だから、進化はないんだ。シンプルにサーキット用にチューニングされたものだ。だから、それは(パフォーマンスアップについて)ちょっと疑問だね」と、個人スポンサーである『Finetwork』のメディア向けイベントで語った。
■ホームレースでの目標は?
ホームレースでの目標については、アロンソは「ポイント」を取るには十分なマシンだと語った。 表彰台の可能性については「できるだけ早くね」と答えている。
■将来はアルピーヌ?アストンマーティン?それとも・・・
アロンソとオットマー・サフナウアー代表はリアウイングの問題で意見が割れているようだが、2度のチャンピオンが来年もF1にとどまることを望んでいることは明らかだ。
しかし、アルピーヌに居られるかどうかは、今のところ未知数だ。
「将来についてはプレシーズンから考えていたことだけど、夏が終わったらわかると思う」
「すでに言っているように、夏には何がベストなオプションか考えるよ」
アストンマーティン移籍の噂について具体的に聞かれると、「まだ誰とも話していないよ」と語った。