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「中国国内で3つのF1グランプリを開催できれば素晴らしい」とメルセデスのボス

2022年05月04日(水)21:54 pm

メルセデスのチームCEO件代表であるトト・ヴォルフが、中国国内で3つのF1グランプリを開催することができれば素晴らしいだろうと語った。

■2023年のF1は全25戦に?

今年は過去最多となる年間23戦が予定されていたが、現時点では第17戦に予定されていたロシアGPがキャンセルされたことにより22戦となっている。だが、まだどこかのサーキットでロシアの代替開催が行われる可能性もあり、場合によっては計画通り23レースが開催される可能性も残されている。

F1ではすでに2023年のカレンダー策定に向けて動きだしているが、来年は上海での中国GPが復帰することに加え、カタールGPとラスベガスGPが新たにカレンダーに加えられることになっている。

ロシアGPが消えるとはいえ、現行のカレンダーにその3レースを加えれば、それだけで年間25戦が行われることになる。

現在、F1、統括団体であるFIA(国際自動車連盟)、各F1チームが結んでいる協定では年間に最大25戦まで行うことが可能とされているものの、現実的には25戦の実施は不可能だという声も多い。

■ヨーロッパの伝統F1レースに存続の危機

こうした中、今年で現在の開催契約が切れるモナコ、フランス、ベルギー、オランダなど、ヨーロッパのサーキットのいくつかがカレンダーから消えることになるのではないかと考えられている。

実際のところ、これまではヨーロッパが主体となっていたF1が、アメリカ、中東、アジア、アフリカといった地域への拡大を目指しているのは事実だ。

■重要な市場である中国で3戦開催できたら最高だとメルセデスのボス

そうした状況のもと、中国の『Xinhua(新華社通信)』が、ヴォルフが次のように語ったと報じている。

「以前は上海に行っていたが、過去2年はそうすることができなかった。しかし、ここ(中国)は我々にとって重要な市場だ」

「私は上海だけでなく、北京でもレースをしたいと思っている。我々メルセデスにとって素晴らしい市場だし、我々はそこに強い足跡を残していくべきだと考えているよ」

「今後、アメリカでは3レースが行わることになる。そして、中国でも同じことができれば、素晴らしいだろうね」とヴォルフは結んでいる。

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