現在F2選手権ランキング2番手につけているイギリス人ドライバーのカラム・アイロットが、2021年にF1デビューする可能性が消えたことを明らかにした。
現時点でF2ランキングトップに立っているミック・シューマッハは2021年にハースからF1デビューすることはもはや公然の秘密だと言われている。
そしてランキング3番手につけているロシア人ドライバーのニキータ・マゼピンに関してはハースが12月1日(火)に2021年から複数年に及ぶ契約を結んだことを正式に発表している。
これによりハースの2021年のドライバーラインアップはシューマッハとマゼピンでほぼ確定したと考えていいだろう。
シューマッハ同様フェラーリのドライバー育成アカデミーに所属している22歳のアイロットはSNSを通じて次のように語り、自分が2021年にF1デビューするチャンスはなくなったことを明らかにしている。
「僕が2021年にF1でレースをすることはないと伝えられていたことを発表する時が来た」
「もちろん、このことに関してはすでに今から2週間ほど前に分かっていた。残念だけど、2022年にそれを実現させるためにもっと懸命に取り組むだけだ。とにかく、僕には勝ちたいと思っている選手権(F2)がある」
現時点でランキングトップに立っているシューマッハと2番手アイロットの差は14ポイントだ。アイロットは今週末にバーレーン・インターナショナル・サーキットで開催されるF2最終ラウンド(2レース)で逆転タイトル獲得を狙うことになる。
一方、現在F2ランキング4番手につけているフェラーリのアカデミーメンバーであるロバート・シュワルツマンも2021年にF1デビューする可能性は消えており、来年もF2参戦を継続することになると考えられている。
そして、先週末のバーレーンのレースでランキング3番手から5番手に下がってしまった日本人ドライバーの角田裕毅は2021年にアルファタウリ・ホンダからF1デビューするチャンスが残されていると考えられている。
角田としては今週末のF2ファイナルラウンドで再びランキングを上げ、来年のF1デビューを確実にしたいところだ。