フェラーリ会長のセルジオ・マルキオンネが、現在メディアをにぎわせているセクハラ疑惑問題がキミ・ライコネンとの契約交渉に影響を及ぼすことはないと主張した。
先週、モントリオール在住の女性が2年前に自分が務めていたバーでライコネンからセクハラ被害を受けていたと主張したことに対し、ライコネン側は女性が嫌がらせを行い自分に対して金銭を要求するという脅迫行為に及んだとして地元警察に被害届を提出したことが明らかとなった。
そして、このほどイタリアの『La Gazzetta dello Sport(ガゼッタ・デロ・スポルト)』が伝えたところによれば、マルキオンネはライコネンがその件には「少しもかかわっていない」と次のように語った。
「キミはこの話とは無関係だよ」
「このことが彼との契約に影響を及ぼすかと言えば、いずれにしろこの2つはまったく関連のないことだ」
ライコネンに関しては前戦モナコGPが行われたモンテカルロにおいてWRC(世界ラリー選手権)で戦っているトヨタチームの代表と会っていたことから、今季限りでF1を引退して2019年にはWRCに転向するのではないかとのうわさもささやかれていた。
だが、ライコネンはそうしたうわさを否定し、来季もフェラーリにとどまりたいとの考えを持っていることを示唆している。