フェラーリのキミ・ライコネンがカナダ人女性から嫌がらせや脅迫を受けているとしてモントリオール警察に被害届を出したことが明らかとなった。
カナダの『La Presse(プレス)』紙が報じたところによれば、2016年にモントリオールのバーに務めていた20代の女性が当時ライコネンから身体を触られたと主張しているという。
「彼(ライコネン)は私に身体を寄せ、手を私のドレスの下に入れて胸をつかんだんです」
その女性はそう主張し、次のように付け加えている。
「彼の友だちのひとりは私のパンティーの中に手をすべり込ませてあそこを触りました」
当時、その女性が被害届を出すことはなかったという。
だが、今季のF1第7戦カナダGP(6月10日決勝)開催が近づいた数週間前に、その女性の弁護士がライコネンを担当する法律チームに書簡を出し、ライコネンに対して何らかの要求を行ったのだという。
こうした女性側の行為に対して逆にライコネン側が警察に被害届を出すに至ったということだが、ライコネンの担当弁護士はこの件について次のように語っている。
「我々のクライアント(ライコネン)はすべてを否定しており、この女性が行ったことは違法であると考えている」
しかし、それに対して女性の弁護士は次のような反論を行っている。
「こうした申し立てに対してこのような動きがとられたことに我々はもちろんショックを受けているし困惑している」
その女性はライコネンに対して金を払うよう求めたと言われているが、その件について質問された女性の弁護士は「もう少し上品なものだった」と答え、次のように付け加えたという。
「我々が求めていたのは、話し合いの機会を持ち、我々のクライアントに起こったことについて認めてもらうことだった」