ハースのチーム代表を務めるギュンター・シュタイナーが、来週末に行われる今季のF1第2戦バーレーンGPでも、開幕戦とまったく同じピットクルーのラインアップで臨むことになると語った。
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■開幕戦は同じピット作業ミスでダブルリタイア
オーストラリアGP決勝をケビン・マグヌッセンが4番手、ロマン・グロージャンが5番手というこれまでにない絶好のポジションで走行していたハースだったが、タイヤ交換作業で大きな落とし穴に落ちてしまうことになった。
マグヌッセン、グロージャンの順番でピットインしてタイヤ交換を行ったものの、なんと2台ともに左リアタイヤの装着が不完全なままコースに送り出されてしまい、無念のリタイアとなってしまったのだ。
■原因は強過ぎたプレッシャー?
そのときピットウォールで頭を抱え込んでいたシュタイナーだが、その後スイスの『Blick(ブリック)』紙に次のように語った。
「文句を言い続けなくてはならない理由はないだろう?」
「当事者たちは自分に非があるということが分かっている。ホイールガンもナットもハブも全部2017年のものと同じだからね」
「誰もクビにしたりしないよ。恐らく2016年の参戦開始以来最も重要なものとなったピットストップのプレッシャーが大き過ぎたということだろう。今後は同じクルーとさらに懸命に取り組んでいかなくてはならないよ」
■今年のクルマには自信あり
そう語ったシュタイナーは、開幕戦こそ不運な結果に終わったものの、まだ十分にばん回できるチャンスはあると次のように付け加えた。
「クルマはすごくいいんだ。我々は楽観的な気持ちを持ってバーレーン(第2戦/4月8日決勝)やそのほかすべての場所に向かうことができるのはそのためさ」
ハースでの3シーズン目を迎えたグロージャンも、オーストラリアでの結果は残念だが、必ず次につながるはずだと次のように語っている。
「唯一の慰めは、F1でこれほどいいクルマに巡り合ったことはこれまでにはなかったということだ」