ホンダの長谷川 祐介(ホンダF1プロジェクト総責任者)は、F1第13戦イタリアGP決勝レースを次のように振り返った。
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■長谷川 祐介 ホンダF1プロジェクト総責任者
「昨日の雨から一転、イタリアらしい晴天の中で行われた決勝レースですが、我々にとっては残念なレースに終わりました。
予選を10番手で終えていたストフェルは、昨日の予選Q3の最後に発生したMGU-Kの問題により、今日の午前にPU交換を行いました。それによるペナルティーのため、フェルナンドと同様、グリッド後方からのスタートとなりました。
レースではいいスタートを決め、その後も順位を上げてポイント圏内を走行する力強い走りをみせていましたが、途中でパワーを供給できずリタイアとなりました。原因については現在分析を行っています。
フェルナンドも後方からのスタートで徐々に順位を上げたものの、最終的にはギアボックスのトラブルの疑いが出てリタイアとなり、ポイント獲得には至りませんでした。
最終的にチームとしてノーポイントに終わったことは本当に残念ですが、厳しい週末を予想していたここモンツァで、初日からある程度の速さをみせられたことは前向きに捉えています。
次のシンガポールGPは我々にとって相性のいいサーキットですので、今度こそ確実にポイントを獲得できるよう、いい準備を進めていければと思います」。
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