マクラーレンのフェルナンド・アロンソは、将来を決める前にホンダの首脳陣と話す必要があるとしている。
●【マクラーレン・ホンダ】ルノーと会談したチーム首脳「9月に決断する必要がある」
F1イタリアGP(3日決勝)を前に、アロンソはチームに対して、ホンダを取るか自分を取るか決めるよう最後通告を出したと報じられた。
「それは完全に間違いだ。ウソだよ」とアロンソはモンツァで話した。
「マクラーレンは1000人が働くチームで、僕はその1人に過ぎない。全員が状況を変えたいと思っている」
■「マクラーレンで大満足」とアロンソ
アロンソの選択肢はほぼないと言ってよい状況だ。ウィリアムズはアロンソとの交渉を否定し、ルノーはタイトル獲得に足るマシンは準備できないと話している。
古巣のルノーについて、アロンソはこう語った。
「ルノーはこれからもずっと僕の心の中にある」
「スペインにある僕のカート場は、彼らと提携しているくらいだ。でもレースに関しては、僕はマクラーレンで大満足だよ。タイトルを勝ち取るために必要なものはすべて揃っている」
「それにルノーは、何度も正直に、来年のタイトル争いに加わる準備は整わないだろうと言っている」
■チームやホンダ首脳陣との話し合いを示さ
来季の去就を聞かれると、アロンソは次のように答えた。
「マクラーレンやホンダと席について、彼らがどんな予想をしているか詳しく見てみなきゃいけない」
「ひょっとすると決断する前に日本へ飛んで、自分の目で直接見る必要があるかもしれないね」
「フェラーリは一冬でエンジンを競争力のあるものにした。ホンダにだってできる」
「今や3年間の経験があるし、外部の手助けでいい方向に進んでいるしね」
■故意のリタイアは否定
第11戦ベルギーGPでは、エンジントラブルではないのに故意にリタイアしたのではないかとも言われたが、アロンソは否定している。
「僕が3年間この状況だったことを忘れたのかい?」
「去年のバーレーンでは、肋骨を傷めていたのにレースしたいと言ったんだよ」
「僕があきらめることは絶対にない」