TOYOTA GAZOO Racingは、今週末に開催される2017年FIA世界耐久選手権(WEC)第2戦、ベルギーのスパ・フランコルシャン6時間レースに、初めてTS050 HYBRIDの3台体制で臨む。スパは、WECシリーズの最大イベントであるル・マン24時間レースの前哨戦でもある。
■中嶋一貴 (TS050 HYBRID #8号車):
「スパには異なる2種類の空力仕様を持ち込むので、何が起こるのか予想するのがとても難しいと思います。
しかし我々は良いシーズンのスタートを切ることが出来ているので、その勢いを保てるように頑張ります。スパは独特なコースです。特にオー・ルージュのように縦横Gが変化するコーナーは他のどこにもありません。他にも多くの高速コーナーがあり、とてもチャレンジングなコースの連続で、走るのが楽しみです。
今年のTS050 HYBRIDでスパを走るのは最高の気分でしょう」。
■セバスチャン・ブエミ (TS050 HYBRID #8号車):
「素晴らしいシーズンのスタートを切り、期待を持ってスパに臨みます。今回は初めての3台体制での参戦ということで、とてもエキサイティングかつ興味深いレースになるでしょう。
スパはル・マンの直前のレースですので、出来るだけ多くのポイントを獲得するだけでなく、ル・マンへ向けて多くのデータを収集する必要があります。シルバーストーン同様、ベストを尽くし、好結果を狙っていきます」。
■アンソニー・デビッドソン (TS050 HYBRID #8号車):
「スパは私の大好きなサーキットのひとつで、今年もこのレースを楽しみにしています。LMP1-H車両で素晴らしいスパのコースを走るのはいつでも最高の気分です。
シルバーストーンで勝利を飾り、続けてここでも勝利を争えることを望んでいますが、ライバルとのバトルは一層厳しいものになると覚悟をしています。
スパでは天候も重要なファクターです。昨年のレースは天候に恵まれてきましたが、今週末はどうなるのか分かりません。我々のTS050 HYBRIDは基本的にウェットコンディションでも速いので、何が起ころうと準備は出来ています」。
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