メルセデスAMGのニコ・ロズベルグが、2015年は昨年F1タイトルをとったチームメートのルイス・ハミルトンを破って自分がチャンピオンになるという決意をしていると語った。
昨年、メルセデスAMGのF1カーがライバルたちを圧倒する力を示す中、F1チャンピオンの座をかけたチーム内の争いが激化。その戦いは最終戦までもつれこんだ。
ロズベルグはまるで第三者のような口ぶりでドイツの『Sport Bild(シュポルト・ビルト)』に次のように語った。
「ニコ・ロズベルグは負けたことを糧にして強くなってきた」
「彼はさらにずる賢くなっている。それは、昨年多くのことを学んだからだ」
ここで、ロズベルグは一人称に戻すと、次のように続けた。
「今では、僕がまだ経験していない状況も少なくなった。コース上で起こるであろうどんなことに対しても心構えができているよ。去年より準備は万全さ」
2014年シーズンを振り返ったロズベルグは、自分の弱点のひとつは、激しく攻めてくるハミルトンとのホイール・トゥ・ホイールの戦いにあったと次のように続けた。
「(その部分については)ハミルトンのほうがいい仕事をしていた。そこが、僕が2015年に改善する必要があるところだ」
「いずれにしても、いい年にすることができると思うよ」
そう付け加えたロズベルグだが、今年8月には初めての子供が誕生し、父親になることも明らかとなっている。
「昨シーズン全体を見ても、僕はそれほど多くのミスは犯さなかった。ミスをゼロにできれば最高だけど、そんなことはどんなドライバーにも不可能だ。ルイスでさえね」
ロズベルグは、その好敵手ハミルトンに、2015年もタイトル獲得に向けて最大の力を発揮して欲しいと思っていると次のように続けた。
「僕たちはふたりとも、この大きな戦いに深くかかわっている。僕自身も、彼が打ち負かしたいと思う最大のライバルだと思うし、それだけで十分やる気につながるよ」
「僕たちは13歳のころからそうやってきているんだ」とロズベルグは結んでいる。