レッドブルのチーム代表であるクリスチャン・ホーナーが、2015年仕様のルノーエンジンは昨年に比べて改善されたものの、それでもまだメルセデスAMGを倒すことができるほどではないと認めた。
今月初旬にはヘレス、そして先週はバルセロナで、これまでに2回のF1公式合同テストが行われた。そこで2015年仕様のルノーエンジンを搭載したレッドブルRB11で走行を行ったダニエル・リカルドは先週、今年のルノーエンジンは昨年のものと比べると「明らかに勝ちを狙っていけるものだ」と語っていた。
だが、ホーナーはドイツの『Auto Motor und Sport(アウト・モートア・ウント・シュポルト)』に対し、「パワーは増えたよ」と認めながらも、「ただ、それが均一に分配されないんだ」と明かしている。
「まだドライバビリティーに問題があるね」とホーナーは付け加えた。
だが、レッドブルのモータースポーツアドバイザーであるヘルムート・マルコはそうした問題のいくつかは「ソフトウエアの変更」によって解決できるはずだと考えている。
「そうすれば、われわれもメルセデスAMGのリードをかなり縮めていけるはずだよ」とマルコは語った。