2023年F1第3戦オーストラリアGP(メルボルン、アルバートパーク・サーキット、58周)が快晴の下でスタートしたが、波乱の展開となっている。
●【2023F1第3戦オーストラリアGP】決勝レースのタイム差、周回数
■ラッセル、優勝が見えていたが悔しい週末に
すでに7周を終えた段階で2台がリタイアしていたが、2回目のセーフティカーが入り、トップを快走中のジョージ・ラッセル(メルセデス)がピットイン。7番手でコースに復帰したが、その直後の8周目に赤旗となり、ポジションを落としただけになってしまった・・・。
その後、スタンディングスタートでレース再開。しかし、17周目の終わりでパワーが落ちて後続に抜かれていくと、ホームストレート上でマシン後方から火が出ているのが映された。
ラッセルはゆっくりと走行しながらコントロールラインを超えて18周目に入ったものの、そのままピットレーン出口のコース右側にマシンを寄せてリタイアした。
オープニングラップではレースをリードし、優勝や表彰台のチャンスがあっただけに、悔しいリタイアとなった。
■レッドブルF1昇格を確実にしたい角田、ポイント圏内走行中
VSC(バーチャル・セーフティカー)となっていたが、19周目にレース再開。この時点で、トップ3はマックス・フェルスタッペン(レッドブル)、ルイス・ハミルトン(メルセデス)、フェルナンド・アロンソ(アストンマーティン)。角田裕毅(アルファタウリ)はポイント圏内の9番手を走行中だ。
角田裕毅については、チームのフランツ・トスト代表が「2025年にレッドブルF1昇格のチャンスあり」と語ったこともあり、期待に応えたい。
しかしその後、角田裕毅はスピードが上がらず、33周目には12番手まで落ちてしまった。
●「2025年には角田裕毅はついにレッドブルの一員になれると思う」とアルファタウリF1のフランツ・トスト代表