2023年F1第3戦オーストラリアGP(メルボルン、アルバートパーク・サーキット、58周)が快晴の下でスタートしたが、7周を終えた段階で2台がリタイアした。
●【2023F1第3戦オーストラリアGP】決勝レースのタイム差、周回数
■ルクレール、1周目の混戦でリタイア
オープニングラップ直後の混戦の中で、ランス・ストロール(アストンマーティン)と接触しグラベルにハマってしまったのはシャルル・ルクレール(フェラーリ)。
アウト側のルクレールは、イン側のストロールに対してブレーキングを遅らせてオーバーテイクを狙った。しかし、ルクレールの右リアタイヤと、ストロールの左フロントタイヤが接触し、ルクレールは180度スピンしてリアからグラベルに突っ込んで止まった。ストロールもバランスを崩したものの、なんとかコース上に留まってレースを続けている。
この影響でセーフティカーが入り、後方のマシンは続々とロングラン用のハードタイヤやミディアムタイヤへと変更。
■アルボン、クラッシュ
レース再開後、ジョージ・ラッセル(メルセデス)とルイス・ハミルトン(メルセデス)を先頭にマックス・フェルスタッペン(レッドブル)が追いかける展開でレースは進んでいた。
しかし7周目、ターン7で突然アレクサンダー・アルボン(ウィリアムズ)が大クラッシュ!手前の右ターンのターン6でリアが突然スナップして1回転スピン。フロントからバリアに激しくクラッシュし、ターン7のコースイン側まではじき出された。
真後ろを走っていたピエール・ガスリー(アルピーヌ)やニコ・ヒュルケンベルグ(ハース)は多重クラッシュを間一髪で避けた。
■トップのラッセル、不運なタイミング
これで再びセーフティカーが入り、トップを快走中のジョージ・ラッセル(メルセデス)がピットイン。7番手でコースに復帰したが、その直後の8周目に赤旗となり、ポジションを落としただけになってしまった・・・。
同じく5番手を走行していたカルロス・サインツ(フェラーリ)も同じタイミングでタイヤ交換を実施しており、11番手でコース復帰。しかし赤旗になったことを伝えられると「ノー!」と悔しさを爆発させた。