F1ドイツGP(ホッケンハイムリンク)の決勝レースは、ウェットレースとなり大混乱のレースとなった。
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大波乱のレースを制したのはマックス・フェルスタッペン(レッドブル・ホンダ)、2位セバスチャン・ベッテル(フェラーリ)、3位はダニール・クビアト(トロロッソ・ホンダ)で、ホンダF1はダブル表彰台を獲得した。
レッドブル・ホンダのピエール・ガスリーは62周目にアレクサンダー・アルボン(トロロッソ・ホンダ)と接触してしまい、フロントノーズを壊してリタイア。
トロロッソ・ホンダのアレクサンダー・アルボンは6位だった。
■使われたタイヤは4種類!
大荒れのF1ドイツGP決勝レースでは、最大4種類ものタイヤが使われた。
ウェット(青)、インターミディエイト(緑)、ミディアム(黄色)、ソフト(赤)と完走した多くのドライバーが3〜4種類のコンパウンドを使っており、その時の天候やセーフティカー導入により混乱し、判断が分かれたことがわかる。
Confirmation of the final positions from an unforgettable race at Hockenheim #GermanGP #F1 pic.twitter.com/ea8y1zqGE3
— Formula 1 (@F1) July 28, 2019
■速い、強い、巧いフェルスタッペン、アイルトン・セナのようなヒーローになるか
そんな中、集中力を切らさずコース上を最も速く走り抜けたのがマックス・フェルスタッペンだ。まるでベテランのような成熟した走りだが、まだ21歳。
若干16歳でF1日本GPのフリー走行1回目にF1デビュー。そして17歳でF1フル参戦デビューして以来、F1参戦5シーズン目を迎えた。
フェルスタッペンは今回の優勝で、今シーズン2勝目、キャリア7勝目を挙げ、ポイントランキングは3位につけている。
21歳にして、すでに速さ、強さ、巧さに加え、高い集中力と冷静さを持ち合わせており、ホンダF1にとってもアイルトン・セナ以来のヒーローとなる可能性が高い。
フェルスタッペンは、そんな明るい未来を見せてくれる素晴らしいレースを披露し、ファンを楽しませてくれた。
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