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空力問題に苦しむ今年のウィリアムズ、いまだトンネルの出口は見えず

2018年05月17日(木)5:05 am

オーストリア出身の元F1ドライバーであるアレックス・ブルツが、ウィリアムズの2018年型F1マシンFW41は空力問題を解決するための糸口すら見つからない状況に陥っていると語った。

■ランキング最下位に沈む名門F1チーム

コンストラクターズタイトル獲得9回を誇るイギリスの名門プライベートF1チームとして知られるウィリアムズだが、近年は予算不足により苦しいシーズンが続いている。

1997年にジャック・ビルヌーブを擁してF1ドライバーズタイトルとコンストラクターズタイトルを獲得して以来、ウィリアムズはタイトルとは無縁のシーズンが続いている。

2014年と2015年はコンストラクターズランキング3位にまで復活を遂げたものの、2016年と2017年は5位に下降。そして今年は現時点でまだ4ポイントしか獲得できておらず、ランキング最下位に沈んでしまっている。

■ウィリアムズは行き詰まっているとブルツ

かつてウィリアムズのドライバーを務めていたブルツは現在もウィリアムズでドライバーコーチを務めている。

F1ドライバーによる任意団体GPDA(グランプリ・ドライバーズ・アソシエーション)の会長を務めることでも知られるブルツはウィリアムズの2018年仕様マシンについてイタリアの『Autosprint(オートスプリント)』誌に次のように語った。

「ディフューザーでダウンフォースを失っているんだ」

「昨年もこの問題を抱えていたが、本当に悩ましかった。今ではもはや行き詰まっているよ」

「グリップはないし、ドライバーたちもクルマにまったく自信が持てない状態さ」

■いまだ光明は見えず

44歳のブルツは、今のウィリアムズは出口の見えないトンネルの中を走っているようなものだと次のように付け加えた。

「問題を特定したとしても、それはまだ10%の答えが出たに過ぎない。それを解決することが本当に難しいんだ」

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