レッドブルのチーム代表クリスチャン・ホーナーは、F1ドライバーによる市販車ベースのワンメイクレースをF1の前座として行うことを提案している。
ホーナーはフランスの『Auto Hebdo(オート・エブド)』のインタビューで、「70年代終わりのプロカー選手権のようなものが見てみたい」と話している。
「プロカー」は、1979年と1980年にF1のサポートレースとして行われたBMWのワンメイクレース。F1ドライバー以外にも他のトップカテゴリーのドライバーが参戦し、初代王者はニキ・ラウダだった。
「今は商業的な縛りやほかの要素など、考慮しなければならない点があるのは分かっている。それでも、面白いアイデアだと思うんだが」とホーナー。
「元ドライバーを招待するのもいい。スタードライバーの新旧世代対決が見られたら面白いだろう」
「最近ドライバーはレースウィーク中に今までになく時間の余裕がある。ファンもプロモーターも見てみたいと思うのではないだろうか」
『Motorsuport.com』によると、ホーナーはこのアイデアをF1第9戦イギリスGPで行われたストラテジーグループの会議で提案したという。だが、違うメーカーの車でドライバーがレースすることになった場合、商業的に問題だと反対するチームがあり、却下されたと記事は伝えている。