2014年にトロロッソからF1デビューを飾り、わずか1年でトップチームであるレッドブルのシートを獲得したロシア人ドライバーのダニール・クビアト。だが、今では、また1年でそのシートを失うことになるのではないかとのうわさがささやかれ始めている。
そうしたうわさがささやかれるようになったのは、レッドブルでドライバー育成責任者を務めるヘルムート・マルコが、今年トロロッソからデビューを飾った17歳のマックス・フェルスタッペンと20歳のカルロス・サインツの活躍ぶりを褒めちぎる一方で、クビアトに対して手厳しいコメントを行っているためだ。
だが、クビアトはマルコが自分に対して批判的なコメントを行ったという記事には目も通していないとし、母国ロシアの『Championat(カンピオナ)』に次のように語った。
「僕は個人的にマルコ博士と連絡を取り合っているんだ。だから、メディアに紹介された彼のコメントなんか読む必要はないだろう?」
「正直に言って、ここまではトロロッソにいたときと同じようなポジションで戦い続けてきている。だから、特に注意すべきことが増えたなどとは感じていないよ」
そう語ったクビアトは、次のように締めくくった。
「それに、余計なプレッシャーがかけられているとも感じていない。僕はただ自分の仕事をするだけさ」
そのクビアトは、F1モナコGP予選で今季自己最高タイとなる5番グリッドを獲得している。