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ベッテル、再び新たなF1を批判

2014年05月06日(火)14:35 pm

レッドブルのセバスチャン・ベッテルは4月、F1が今季から導入した新しいV6ターボエンジンについて「クソ」だと語ったことでF1統括団体であるFIA(国際自動車連盟)からしっ責を受けていた。だが、そのベッテルが、再び今季のF1に対する批判を行った。

今回は、より洗練された表現を用いたものの、昨年最年少で4年連続でのF1タイトル獲得を達成したベッテルは、F1の新しい仕様について明らかに侮蔑(ぶべつ)的な考えを持っていることを隠そうとはしなかった。

ベッテルはドイツのニュース雑誌である『Focus(フォーカス)』に次のように語っている。

「F1はうるさくて危険なことで知られてきたスポーツなんだ」

「僕たちはモータースポーツの基本的なものを失うリスクを冒しているよ」

今季からF1が導入した新しいV6ターボエンジンに話を向けられたベッテルは、次のように続けた。

「僕はV10とかV12のほうがいいよ。1000馬力とか、すごいパワーを持つものがね」

「どれだけでも速く走ることができるクルマをドライブしたいよ。ドラゴンとか、獣を手なずけているような感覚が欲しいんだ」

「昨シーズンと比べると、こういう印象はものすごく失われてしまったよ」

そう語ったベッテルだが、今季は新たにチームメートとして迎えたダニエル・リカルドに対して苦戦を強いられている。

26歳となるベッテルは、天才F1カー設計者と言われるエイドリアン・ニューイ(レッドブル/最高技術責任者)の手になるレッドブルの今季型車RB10と、自分が置かれている苦しい状況について次のように続けた。

「クルマが僕の望むように走ってくれないんだ」

「ブレーキング時やコーナーでは、クルマへの信頼感をほとんど持てないんだよ」、とベッテルは締めくくっている。

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