ニュルブルクリンクで行われたF1第9戦ドイツGP、フェラーリのフェルナンド・アロンソは4位、フェリペ・マッサはリタイアだった。
■フェルナンド・アロンソ(4位)
「難しいレースだった。あまり速さがなく、十分競争力がない場面もあったね。1回目のピットストップまでは、中古のタイヤを使った代償を払う羽目になった。12周目には、もうタイヤが終わってしまっていたんだ。それで、この戦略を選んだねらい通りにはいかなくなった」
「表彰台でフィニッシュしたかったけれど、8番手スタートでベッテル(セバスチャン・ベッテル/レッドブル)に対して8秒差以内だったのは、勇気づけられる結果だ。チームは全力でクルマの競争力を上げようと努力している。改良パーツの効果に確信が持てないまま数レース戦ってきたけれど、今日のレースで疑問が払しょくできて、開発を進めるために集中すべき部分がどこなのか分かったと言っていいと思う」
「木曜日(4日)にここに来た時は、シルバーストンで行うテストはそれほど重要に思えなかった。レースドライバーはタイヤしかテストできないということだったからね。でも、FIA(国際自動車連盟)のリリースで、改良パーツもテストできるということがはっきりしたと聞いた。そうなると、テストははるかに役に立つものになる。チームから声がかかったら、行く用意はできているよ」
■フェリペ・マッサ(リタイア)
「あんなことが起きてしまって、本当にがっかりしているよ。今週末はあそこまでうまくいっていたから余計だ」
「4周目にストレートでブレーキングした瞬間、リアタイヤがロックして、クルマがスピンするのを止められなかった。クルマが止まった時にギアが5速にスタックして、エンジンが止まってしまったんだ。あんな風にスタックするなんて、本当におかしい。それまで、チームは何の異常も目にしていなかったんだよ」
「ミディアムタイヤでは、金曜(5日)のフリー走行から予想していたようなペースが出せなかった。もしかしたら、ほかの要素、路面温度が上がったことなんかが影響して、変わってしまったのかもしれない」
「もう次のレースに集中したい。そこで、流れを変えられるように全力を尽くすつもりだよ」