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F1第6戦モナコGPフリー走行3回目、詳細レポート

2013年05月25日(土)19:28 pm

2013年F1第6戦モナコGPが5月25日(土)、モンテカルロ市街地コース(1周/3.340km)で2日目を迎え、現地時間11時(日本時間18時)からフリー走行3回目が行われ、ニコ・ロズベルグ(メルセデスAMG)がこのセッションでもトップになった。

【結果】F1第6戦モナコGPフリー走行3回目、各ドライバーのタイム、タイム差など

セッション開始時の天候は晴れ。気温18℃。路面温度は29℃。通常のレースとは違い、初日フリー走行から1日おいて2日目のセッションを迎えた。23日(木)に行われたフリー走行2回目では路面温度が45℃に達していたが、今日はそれよりかなり低い温度のもと、60分間にわたる予選前最後の練習セッションがスタート。

インストレーションラップを終え、ほとんどのドライバーはしばらくピット内で様子見の状態が続く。開始10分の段階でタイム計測を行っているのはザウバーのエステバン・グティエレスと、ケーターハムのギド・ヴァン・デル・ガルデとシャルル・ピックの3人だけだ。

モナコGPでは4種類のドライタイヤのうち、ソフト側の2本であるスーパーソフト(赤)とソフト(黄)が使用される。木曜日のフリー走行でのロングランではタイヤのデグラデーションもそれほど大きくなかったことから、予選で出来る限り上位ポジションを獲得し、決勝レースは1ストップで走りきる作戦をとりたいところだ。

開始20分。コース上のクルマの数もだいぶ増えてきている。現時点では14台が計測ラップを終えており、トップは1分16秒371のニコ・ヒュルケンベルグ(ザウバー)となっている。ほとんどのチームがプライムのソフトタイヤでのロングランプログラムを行っているようだ。

セッションの折り返し点となる開始30分が近づくころ、ロメ・グロジャン(ロータス)がシケイン入口で左リアタイヤをバリアにヒットさせ、パンクさせてしまう。

残り30分。この時点でのトップ5はセバスチャン・ベッテル(レッドブル)、2番手ニコ・ロズベルグ(メルセデスAMG)、3番手マーク・ウェバー(レッドブル)、4番手パストール・マルドナード(ウィリアムズ)、5番手フェルナンド・アロンソ(フェラーリ)という顔ぶれだ。ここまではすべてソフトタイヤでのタイムとなっている。

残り25分。フェリペ・マッサ(フェラーリ)がターン1で激しくクラッシュ。セッションは赤旗中断となる。幸いドライバーは無傷だったものの、クルマはかなりのダメージを負ってしまった。このセッション終了後、予選開始までには2時間しかないため、それまでに修復ができるかどうか気になるところだ。ホームストレートエンドでタイヤをロックさせてしまい左側のバリアに激突し、そのまままっすぐにターン1のバリアに突っ込んでしまうという、あまり見られない形のクラッシュだった。

残り18分でセッション再開。その3分後に今度はエイドリアン・スーティル(フォース・インディア)がターン3でコントロールを失い、バリアに激突。右フロントサスペンションに大きなダメージを与えてしまった。

残り10分。ほとんどのドライバーがスーパーソフトに交換し、予選を想定したタイムアタックに移行している。まずは、ロメ・グロジャン(ロータス)が1分15秒051を記録してトップに立った。その2分後、木曜日に2つのセッションでトップだったニコ・ロズベルグ(メルセデスAMG)が1分14秒378までタイムを伸ばし、ここでトップに躍り出た。リプレイ映像には、ロズベルグがトンネル入り口で左リアを軽くバリアにヒットさせた模様が映し出されている。

ここでキミ・ライコネン(ロータス)もミラボーで曲がりきれずにオーバーラン。クルマへのダメージはないようだ。

残り1分に差し掛かろうとするところで、グロジャンが木曜日に続いてターン1で曲がりきれずにクラッシュ。ここで再び赤旗が振られ、そのままセッションは終了を迎えることとなった。

フリー走行3回目のトップ10は、3セッション連続でのトップとなるニコ・ロズベルグ(メルセデスAMG)を先頭に、2番手ロメ・グロジャン(ロータス)、3番手セバスチャン・ベッテル(レッドブル)、4番手フェルナンド・アロンソ(フェラーリ)、5番手ルイス・ハミルトン(メルセデスAMG)、6番手キミ・ライコネン(ロータス)、7番手マーク・ウェバー(レッドブル)、8番手ポール・ディ・レスタ(フォース・インディア)、9番手パストール・マルドナード(ウィリアムズ)、10番手ニコ・ヒュルケンベルグ(ザウバー)という顔ぶれとなった。この後ろにセルジオ・ペレス、ジェンソン・バトンのマクラーレン勢が並んでいる。

【写真】F1モナコGP木曜日(全30枚)

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