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レッドブル、ルノーエンジンをインフィニティに商標変更

2013年05月25日(土)19:55 pm

レッドブルでは、新たなV6ターボエンジンが導入される来年から、ルノーエンジンを「インフィニティ」という商標で使用することになると報じられている。

インフィニティは、ルノー傘下にある日産の高級車ブランド名であり、すでに3年連続でチャンピオンチームとなったレッドブルのタイトルスポンサーとなっている。

ドイツの『Auto Motor und Sport(アウト・モートア・ウント・シュポルト)』誌のミハエル・シュミット記者は、24日(金)にモナコから、「来年は(インフィニティが)ルノーエンジンの代金を支払い、その見返りとして名称を使用することを望んでいる」と書いた。

シュミットによれば、これによってルノーはF1での自社ブランド宣伝効果を高めるための新たな協力チームを探すこととなり、その筆頭候補にあげられているのが、元ルノーのワークスチームであったロータスだとしている。

だが、それに向けて大きな問題となるのが、F1のカスタマーエンジンの中でももっとも高額となるルノーエンジンの価格だ。その金額は総額でおよそ2000万ユーロ(約26億2,000万円)か、あるいはそれ以上だと見られている。

ルノーのライバルメーカーは、それよりも低い金額を提示しており、現在はルノーエンジンを使っているウィリアムズも2014年はメルセデスに変更することをすでに決定したと考えられている。

シュミットはさらに、ロータスのチームオーナーであるジェラルド・ロペスも、そしておそらくはケーターハムも、「ルノーの要求に応える準備はできていない」と主張している。

しかし、現在ルノーのブランド・アンバサダーを務め、執行委員でもある元F1ドライバーのアラン・プロストは、ルノーの価格設定を擁護し、次のように語った。

「ルノー・スポールF1の予算は年間1億5,000万ユーロ(約196億円)なんだ。たとえば、それを4チームで割ってみれば、いかにルノーが大きな貢献をしているか想像できるだろう」

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