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レッドブル昇格が有利なドライバー

ダニエル・リチャルド（トロ・ロッソ）が来季マーク・ウェバーの替わりとしてレッドブルに加入するドライバー候補にあがっているが、加入する可能性が高まってきた。

「こういう質問が出てくるのを待っていたんだよ！」と大きな笑みを浮かべた24歳のリチャルドは、先週末のF1スペインGPでうわさが流れている事を認めた。

ウェバーの後任候補としてはキミ・ライコネン（ロータス）が筆頭だと考える人も多いが、トロ・ロッソというチームそのものがレッドブルへ新しい人材を供給するためにある事を忘れてはならない。

それを踏まえると、セバスチャン・ベッテル（レッドブル）が数年前そうであったように、現在ジャン・エリック・ベルニュとトロ・ロッソで走っているリチャルドが一番レッドブルのシートに近いのだ。

「僕の理想では、いつかレッドブルのシートを手に入れて、育成プログラムを卒業したいんだ」とリチャルドは母国オーストラリアのラジオ『SEN』に語っている。

「いつもだれかが見ているから、僕はいつも人の目にとまるように努力しているんだ。レッドブルは僕に大きなチャンスをくれたよ」と加えた。

トロ・ロッソの代表フランツ・トストも、リチャルドとベルニュを比べればリチャルドの方がレッドブルのシートに近いだろう、と15日（水）に認めている。

「バルセロナでみんなが目の当たりにしたように、今は彼（リチャルド）が有利だ。でも、それは今現在の見立てであって、大きな観点から言えば、どちらもレッドブルのコンセプトにはフィットするだろう」とF1公式ウェブサイトに語っている。