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ピレリ、F1タイヤの方針を「間違えた。ちょっとやり過ぎた」

2013年05月13日(月)18:39 pm

多くのF1関係者が予想していたとおり、予選でグリッド最前列を独占してみせたメルセデスAMGは、タイヤをうまく扱うことができず、レースでは順位を下げてしまった。ポールポジションからスタートしたニコ・ロズベルグは6位、ルイス・ハミルトンに至ってはポイント獲得すらならなかった。

そのハミルトンは、『BBC』へ次のように語っている。

「僕たちは2人とも後退してしまった。僕の方がもっと大きく順位を下げてしまったけど、なぜそうなったのかわからないよ」

今回のスペインGPでは、ゴムが崩れ落ちてゆくタイヤをいたわりながら、1人のドライバーが4回のピットストップを行うことが定石となっていた。これにより、レースでの総ピットストップ回数は80回を優に超えている。

元F1ドライバーであり、現在は『Sky』の解説者を務めるマーティン・ブランドルは、「もうTのつく単語は聞きたくないね」とコメントしたほどだ。

だが、レッドブルのチーム代表であるクリスチャン・ホーナーは次のように語っている。

「タイヤをいたわらなくてはならないからあまり攻めるな、とドライバーに言わなくてはならないようなことは、このスポーツのファンに対していいことではない」

「われわれはもっとドライバーたちに攻めの走りをさせるべきだし、彼らがちゃんと運転できるようにしてやらなくてはならない」

実際、スペインGP決勝のチェッカーフラッグが振られた直後に、ピレリのモータースポーツ責任者であるポール・ヘンベリーは問題があることを認め、タイヤの変更作業がすでに進められていることをほのめかしている。

ヘンベリーはツイッターに次のようにつぶやいた。

「今日はピットストップが多すぎた。われわれは間違えたよ。ちょっとやり過ぎた」

さらに、ヘンベリーは次のように付け加えている。

「(タイヤを)変更することになる。おそらく、シルバーストン(イギリスGP/6月30日決勝)からね」

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