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ピレリには「計画がある」とメルセデス首脳

2013年04月16日(火)10:44 am

F1のタイヤが、次戦F1バーレーンGP(4月21日決勝)を終えると変わるかもしれない。

ピレリが提供している2013年のタイヤは性能劣化が非常に速く、F1のレース展開を左右し過ぎているという批判がある。

マーク・ウェバー(レッドブル)は「ちょっとWWFみたいだ」と言っている。WWFはアメリカのプロレス団体で、事前に試合の展開を決め、見た目は派手だがスポーツ性は二の次というプロレスにかけて、F1の現状を皮肉ったコメントだ。

ウェバーのチームメートで現チャンピオンのセバスチャン・ベッテルも「(F1は)今、レースすることとあまり関係なくなっている」と話したことをドイツの『Auto Motor und Sport(アウト・モートア・ウント・シュポルト)』が伝えている。

レッドブル同様、メルセデスAMGも、ピレリに方針を変更するよう強く求めている。

メルセデスAMGの非常勤会長を務めるニキ・ラウダは「ピレリには計画がある」と解説を務めるドイツのテレビ局『RTL』で語った。

硬めでより長く保つ新しいタイヤが、F1がヨーロッパに舞台を移す5月のスペインGP(5月12日決勝)から持ち込まれるのではないかと見られている。

「いいニュースをお伝えできる。バルセロナ(スペインGP)からは状況が変わる。そこからは良くなるだろう」とラウダは話している。

ラウダは、これはF1のために下された決定だとしている。

「とにかく混乱が非常に大きいということだ」とラウダは説明し、次のように締めくくった。「タイヤはもっと長く保つ必要がある」

一方、F1最高責任者バーニー・エクレストンも、第3戦中国GPの決勝前にイギリスのテレビ局『Sky Sports(スカイ・スポーツ)』に対し、やはりスペインGPから、ピレリが金曜フリー走行用に各チームに供給するタイヤの数を増やすと明かした。これは、各チームがタイヤの使用を抑えるためにフリー走行の周回数を制限していることに対処しての処置だという。

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