レッドブルのセバスチャン・ベッテルは、上海インターナショナル・サーキットで行われたF1第3戦中国GP決勝を9番手からスタートし、4位になった。マーク・ウェバーは、22番手からスタートしたが、15周でリタイアに終わった。
【結果】F1第3戦中国GP決勝、各ドライバーのタイム、タイム差、ピット回数など
セバスチャン・ベッテル
「最後のピットストップの後で、チームは前を行くクルマたちとはかなり大きな差があるけど、後ろとの差も大きいと伝えてきたんだ。そして僕たちは最終段階で攻めようと考えた」
「長いストレートに入って、遠くに見えるヘアピンへ曲がって行くルイス(ハミルトン/メルセデスAMG)の姿が見えたときには、これはちょっと距離がありすぎるな、と思ったよ。でも、新品タイヤで僕たちにスピードがあるのは明らかだった。あんなにわずかな差で負けてしまったのはちょっとがっかりだよ。あといくつかコーナーがあれば、違う結果になっていたかもしれないね」
「それでも、今日の僕たちの戦略はうまくいったと思う。難しいレースになること分かっていたし、誰にも邪魔されずに走ることが重要だった。でも、1回目のピットストップまではそれができなかった。僕のほうがニコ(ヒュルケンベルグ/ザウバー)よりも速かったんだけど、ほかのクルマを追いかけるときはフロントタイヤにすごく負担がかかってしまい、うまくバランスを保つことが難しかったんだ。でも、全体的には満足ゆくものだった」
マーク・ウェバー
「レース序盤はまずまずだった。ソフトタイヤ(ソフト側)でスタートし、それをすぐに交換することにしたんだ。そしてかなりいい感じでコースに戻ってこられた」
「ジャン・エリック(ベルニュ/トロ・ロッソ)との接触に関してだけど、僕は十分追い抜き可能なところまで近づいていたんだ。ジャン・エリックはかなり横に広く走っていたけど、ちょうど僕たちがコーナーの頂点に差し掛かろうとしたとき、彼がコーナー内側にある縁石を使おうとした。彼にはそうする権利はあるけど、もうそのときには僕はすでに彼の内側に入っていたんだ。そしてあの接触が起こった」
「そのときは予定されていたピットストップまであと2、3周というところだったけれど、それで早めにピットインしなくてはならなくなった。ピットから離れるとき、みんなはタイヤがちゃんと固定されていると思っていたんだけど、ピットから出た周回の途中ではずれてしまったんだ」
「今週末、僕たちはいくつかの問題を抱えてしまっていた。今日のスタート位置からでも何かができると思っていたけど、望んだようにはならなかったよ」
※レース後、この接触の責任がウェバーにあると判定され、ウェバーには次戦バーレーンGP(21日決勝)において、3グリッド降格のペナルティーが科されることになった。