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マクラーレン、2012年型車投入のうわさは消えず

2013年03月25日(月)13:25 pm

マクラーレンが斬新だが不振の続く2013年型車MP4-28を早々にお蔵入りさせ、成功を収めた2012年型車MP4-27を復活させるのでは、といううわさの収拾にチーム代表のマーティン・ウィットマーシュがまたも失敗した。

マクラーレンは、オーストラリア、マレーシアと続いた連戦を新車で戦ったが、F1マレーシアGPでは多少の改善が見られた。ウィットマーシュは3週間後のF1中国GPでは、大幅に改善されたMP4-28を走らせると話している。

ドイツ誌『Auto Motor und Sport(アウト・モートア・ウント・シュポルト)』に、うわさされている2012年型車の復活について聞かれるとウィットマーシュはこう答えた。

「現時点ではすべてが選択肢に入っている。しかし、マシンにはすでに進歩が見られるし、中国GPまでにはもっと改良できるだろう」

「思っているより時間がかかるかもしれないが、勝てるマシンは必ず作れると信じている」

ジェンソン・バトン(マクラーレン)も同感のようだ、マレーシアGPの予選では「オーストラリアで勝ったヤツ(ロータスのキミ・ライコネン)よりコンマ2秒遅れなら、悪くないね。5日間でずいぶん改善したよ」と話している。

それでも2012年型車復活のうわさは消えない。ウィットマーシュがマシンには根本的な問題はない、直せない問題ではない、と繰り返したにも関わらずだ。

ウィットマーシュは23日(土)に「うわさを消し去ることができるか?」と聞かれると、「今すぐには無理だろう」とリポーターに答えている。

「チームの決定に基づいて、新車を理解してレースで勝てるように改善する努力をしている」

ウィットマーシュのメッセージは明快だ。MP4-28を直せなければMP4-27がある。

「(MP4-28で犯したミスに)気付くのが遅かった。今まさにそのミスに対応しているというのが真実だ」

バトンは「何年頑張っても改善できないチームで走ったこともあるけど、マクラーレンはそうじゃない」と付け加えた。

往年の名ドライバー、ジャッキー・スチュワート卿もマクラーレンがいずれ勝ち始めるというシナリオを支持している。

「技術も、知識も、経験もあり余っているんだ、マクラーレンが失敗するなんて事はないよ」と『AP通信』に語った。

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