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ウィリアムズ、娘クレアが新代表に昇進か

2013年03月22日(金)10:28 am

クレア・ウィリアムズが、父フランク・ウィリアムズの後を継いでウィリアムズの新チーム代表に就任するかもしれない。

今季開幕戦F1オーストラリアGPを数日後に控えた今月8日、ジニーの愛称で親しまれたクレアの母、バージニア・ウィリアムズさんがガンのため亡くなった。これに伴い、クレアと、フランクのふたりは、オーストラリアへの渡航を見送った。

急きょチームをまとめたのは、同チームのテクニカルディレクターを務めるマイク・コフランだった。コフランはF1オーストラリアGPの行われたメルボルンで報道陣に対し、フランク不在のあいだ自身がチームの指揮をとるのは「クレアが復帰できるまでの」1レースだけ、と述べた。この発言が引き金となり、36歳のクレアがすでにウィリアムズのチーム代表に就任したとの報道が駆けめぐっている。

ウィリアムズのマーケティングおよび広報責任者を務めるクレアは、ここ1年半で急速に昇進を遂げてきた。『Telegraph(テレグラフ)』は21日(木)、後継者育成プランがすでに始動していることを70歳のフランクが明かしたと伝えている。その発言を耳にしたときの様子をクレアは次のように語った。

「本当にびっくりして、気が動転したわ。だって、わたしが初めてチームに加わったとき、父はそのような考え方にあまり乗り気ではなかったから。ウィリアムズで自分の子供たちを働かせているところを見られたくなかったの」とクレアは語った。

しかし、状況は変わった。フランクは昨年、ウィリアムズの取締役から退き、後任にクレアが就任することを発表。クレアは、事態がものすごいスピードで進行していることを認めた上で、次のように続けた。

「“あの役職(チーム代表)はいつか、あなたのものになる”ってずっと言われ続けてきた。そして、わたしが昇進するにつれ、その話がより現実味を帯びてきている気がする」

「でも、フランクはまだチームの代表よ。今のところ、父と並んで働けることにとても満足しているし、できる限りたくさんのことを学ぼうとしているの。わたしが引き継ぐことになる日が来るのか、まだ分からないけどね」

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