2013年のF1マシンMP4-28のレースペースに不安があることを15日(金)にマクラーレンが認めた。
開幕したF1オーストラリアGPで、マクラーレンのジェンソン・バトンは、フリー走行1回目は9番手、フリー走行2回目ではトップのセバスチャン・ベッテル(レッドブル)から2.4秒遅れの11番手というさえない結果に終わった。
今年からチームに加わったセルジオ・ペレスも、バトンを上回るペースで走ることはできなかった。
マクラーレンのチーム代表マーティン・ウィットマーシュは、イギリスのメディア『Sky(スカイ)』に対して次のように語っている。「心配すべきはペースであることは間違いない」
「今日は厳しい一日となった。グリップ不足に悩まされており、問題は山積みだ」
「まだまだ学ぶべきことはたくさんある。そして、またこのマシンの特性をきちんと見極めなくてはならない」
「しかし、正直に言って、(このマシンが)どういったパフォーマンスを見せるのかを正しく把握することは難しい」
一方、マクラーレンのスポーティングディレクターを務めるサム・マイケルは、昨年の同時期にはあまり調子の良くなかったフェラーリのフェルナンド・アロンソが最終的にはベッテルと激しいチャンピオン争いを繰り広げたことを引き合いに出し、こう締めくくった。
「4レース目か5レース目まで、彼ら(フェラーリ)はこの中団の順位を走っていたんだよ」