マクラーレンはあれこれと指図をしすぎとするルイス・ハミルトン(メルセデスAMG)の批判に、ジェンソン・バトン(マクラーレン)が14日(木)、これを問題視した。
この冬に長く所属したマクラーレンを離れ、メルセデスAMGに移籍したハミルトンは最近、元のチームについて次のように語っている。「(マクラーレンは)すごく制御された環境にある。何かをいわれても口を挟めないんだ」
さらに14日(木)、ハミルトンは同じ発言を繰り返し、今の環境のほうがよほど楽だとまで語っている。
ハミルトンと3年間、同じチームにいたバトンだが、決して親しい関係にはならなかった。それどころか、ハミルトンの何も考えないで発言するような態度に何度となく反発している。今回についてもバトンは、ハミルトンの批判に「もうほんとうに驚いた」とメルボルンで次のように話している。
「僕はチーム内で実に自由な立場にいるよ」
「そんなことは決してない」と、ハミルトンの発言についてバトンは指摘している。
「すごくオープンで自由なチームさ。ドライバーのために何でもやってくれる」
マクラーレンとメルセデスAMGについて『AP通信』は、メルセデスAMGは市販車の売上から活動資金の一部がねん出されていることがマクラーレンとの違いだと伝えている。
これにはバトンも同意している。「マクラーレンではハードワークが求められる。恐らくどのチームよりも一生懸命に仕事、仕事さ」
「はじめてチームに来たときは、ビックリしたよ。それを理解し受け入れること、それこそが仕事ってものだよ」