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レッドブルの2013年F1マシンRB9は「進化型」

2013年02月04日(月)14:06 pm

レッドブルの2013年型車RB9は、昨年のF1チャンピオンに輝いたマシンの進化型だと最高技術責任者エイドリアン・ニューイが語った。

レッドブルは3日(火)、RB9を発表。ニューイは、今シーズンはルール変更がほとんどないため、革新的なデザインへ進むべき大きな理由はないと説明している。

「これは進化型のクルマだ」と発表会で語るニューイのコメントを、『Autosport(オートスポーツ)』が報じた。

「冬の間に大きなルール変更はなかった。一番重要な変更は、ルールではなく新しいピレリタイヤだ。ブラジル(2012年最終戦)のフリー走行1回目に短いテストを行ったが、非常に暑くて路面も新しい状態で、実は学んだことが多くなかった」

「RB8をいかに洗練させるかの問題だった。大きな変更はまったくない。要するに進化型のクルマだ。基本理念はすべて昨年と同じだ」

「悪魔は、このクルマの細部に宿っているよ。改良できると感じた部分をいくつかすっきりさせた。開発を進めることが今後はシーズンを通しての鍵になる」

ピレリは2013年に向けてタイヤを変更しており、ニューイは、新しいピレリタイヤを理解することが、昨年と同様に重要だと話している。昨シーズンの前半戦は、各チームともタイヤ性能を理解することに苦しみ、その状況がシーズン開幕7戦で別々の7人が優勝するというエキサイティングなレース展開を生み出した。

「タイヤ理解を続けていく必要がある」とニューイ。「昨年は、タイヤを理解したと思うたびに、何か新鮮な驚きに出くわして、理解しきっていなかったと気づかされた。それに、いずれにしても今年もタイヤが変わる」

「タイヤについて本当に気がついたのは、ようやくテストを終える時だった、というのが過去に経験したことだった」

一方ニューイは、新車を今年最初のテストに間に合わせるために大変な努力が必要だったことを認めた。レッドブルのセバスチャン・ベッテルは2012年のチャンピオンを獲得したが、その戦いは最終戦まで続いたからだ。

「ご存じのように昨年はチャンピオン争いが非常に接戦だった。昨年のクルマを開発しながら今年のクルマの研究をしようとしたが、難しかった」

「そのせいで、このクルマを作り上げるスケジュールが非常にきついものになった。テストの2日前の今日、ここに間に合わせることができたのは、並外れた努力があったからだ」

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