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レッドブル、ダブルDRS導入の可能性を否定せず

2013年02月04日(月)12:15 pm

レッドブルの最高技術責任者でデザイナーのエイドリアン・ニューイは、2013年シーズン中にいわゆる「パッシブ式」ダブルDRSを導入することを否定しない一方、このシステムを実際のレースで効果的に使用することは難しいと打ち明けた。『Autosport(オートスポーツ)』が報じている。

ダブルDRSは、昨年のF1で流行したシステム。追い抜き増加のため2011年からF1に導入されたDRSと呼ばれる空気抵抗低減システム/可変リアウイングを発展させたシステムだが、DRSの作動に連動する形でのダブルDRSは今年から禁止となる。しかし、ロータスが昨年から開発してきた、一定の速度になると自動的に作動する仕組みは「パッシブ(受動)式」と呼ばれ、ダブルDRS禁止ルールには抵触していない。

ニューイは、このシステムに大きな可能性が潜んでいると認めた。

レッドブルの2013年型車RB9発表の場でニューイは、パッシブ式ダブルDRSが「間違いなく、興味深い分野である」と述べ、次のように続けた。

「しかし、信頼性のあるシステムを手にするのは非常にやっかいなことでもある。このシステムを導入しておきながら、後続車に追い抜かれでもしたらみっともないし、週末を通じてクルマのよいバランスを保つのも簡単なことではない」

「こういったことはすべて根気のいる作業なんだ」

ニューイによると、レッドブルもダブルDRS導入に向けた研究を行ったという。しかし、開発状況については口を閉ざした。

「確かに、調査はした」

「でも、シーズン中に私たちが何に取り組み、何を行わないつもりなのか、ここでお話しするつもりはない」

「非常に興味深い分野であり、開拓の余地はある」

「ラップタイムでのメリット、もしくはタイトル争いで一番重要となるポイント面でのメリットを実際に得るのは難しい」

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