NEXT...F1開催スケジュール

「レッドブルはドライバーを犬みたいに扱っている」と若手ドライバー

2012年11月07日(水)20:41 pm

6日(火)からアブダビのヤス・マリーナ・サーキットで始まったF1若手ドライバーテストに参加したロビン・フラインスが、かつてレッドブルから若手育成プログラムへの参加を要請されたときに断っていたことを明らかにしている。

今シーズンのフォーミュラ・ルノー3.5に初参戦でチャンピオンに輝いたオランダ人ドライバーのフラインスは、『De Telegraaf(テレグラーフ)』紙のインタビューに答え、「レッドブルは2度断ったよ」と話している。

フラインスは、今回の若手ドライバーテストにおいてザウバーでテストを行い、初日の4番手タイムを記録した。来季レギュラードライバーへの昇格が濃厚とみられている現在のリザーブドライバー、エステバン・グティエレスの後任として、ザウバーの2013年リザーブドライバーになるのではないかとも言われている。

だが、フラインスは今回の若手ドライバーテストで、ザウバーとともにレッドブルでもテスト。これはルノーエンジンのワンメイクレースであるフォーミュラ・ルノー3.5でチャンピオンとなったことに対してルノー側からのご褒美(ほうび)。フラインスは、レッドブルの今季マシンRB8でもテストすることになる。

しかし、フラインスはレッドブルの若手育成プログラムメンバーとなるよう誘われたものの、これについては断ったという。このレッドブルの若手育成プログラムは、これまでにセバスチャン・ベッテル(レッドブル)、ダニエル・リチャルド(トロ・ロッソ)、ジャン・エリック・ベルニュ(トロ・ロッソ)といった現役F1ドライバーや、ハイメ・アルグエルスアリやセバスチャン・ブエミ(いずれも元トロ・ロッソ)などといったF1ドライバーを輩出しているものだ。

この理由について、フラインスは次のように説明している。

「彼らのやり方については知っているからね」

「自分がやりたいことを自分で決められないんだ。そして、もし彼らが望むことをしなければ、辞めさせられるだけさ」

「彼らはドライバーを犬みたいに扱っているよ」

「僕はこれまでの自分のキャリアにおいて、常に自分で選択をしてきたし、これからもそれを続けてゆきたいんだ」

「僕はベッテルがF1に昇格する前に残した戦績よりももっと多く勝ってきたけれど、僕は信頼がおける人たちと一緒にやりたいんだ。だからレッドブルは僕には向かないね」

前後の記事
最新ニュースをもっと見る  >
TopNewsの最新ニュースが読めるよ!
facebookフォロー Twitterフォロー RSSでチェック