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ピレリ「多くのドライバーが1ストップ戦略だろう」

2012年11月04日(日)20:09 pm

F1へタイヤを供給するピレリは、アブダビGP決勝で多くのドライバーが、タイヤ交換を1回のみにする1ストップ作戦を採用すると予想した。以下、ピレリジャパンのプレスリリース。

マクラーレンのルイス・ハミルトンが、P Zeroイエロー・ソフトタイヤで1分40秒630のポールタイムを記録し、レッドブルの4戦連続フロントロー独占を阻止しました。今シーズン最後の登場となるソフトタイヤは、P Zeroホワイト・ミディアムタイヤとともにアブダビグランプリ用に選択されています。ハミルトンは2番手となったレッドブルのマーク・ウェバーよりも約0.3秒速いタイムを記録しました。過去、アブダビではフロントローからスタートしたドライバーのみが優勝しています。

予選は、日曜日の決勝スタートと同時刻の現地時間午後5時に開始されました。気温と路面温度が低下していく中、タイヤをできる限り温めるために、多くのドライバーがQ1開始直後からコースに出ました。HRTとマルシャのみがソフトタイヤでセッションを開始しました。Q1は、気温29℃、路面温度31℃のコンディションで開始され、予選が進む中、路面温度は29℃まで低下しました。フェラーリ、ロータス、マクラーレン、レッドブルの両ドライバーとザウバーのセルジオ・ペレスは、Q1でミディアムタイヤのみを使用しました。メルセデスのミハエル・シューマッハは、ミディアムタイヤでQ1の自己ベストタイムを記録しましたが、ソフトタイヤへ交換後、タイムを更新できませんでした。

Q2に進出した17名のドライバーたちはソフトタイヤでセッションを開始し、マクラーレンのルイス・ハミルトンがQ1同様に最速タイムを記録しました。Q3でもソフトタイヤのみが使用されました。多くのドライバーがQ3で2回のランを行う中、ハミルトンの1回目のランによるタイムは、通算25回目、アブダビでは2回目のポールポジションを獲得するのに十分なものでした。ウェバーは、ソフトタイヤでの3回目のランで2番手タイムを記録しました。ハミルトンは、レッドブルのセバスチャン・ベッテルが最速タイムを記録したフリー走行2回目を除き、ヤス・マリーナ・サーキットのすべてのセッションで最速となっています。

予選前の最終フリー走行(FP3)におけるハミルトンの最速タイムは、P Zeroイエロー・ソフトタイヤを使用した1分42秒130でした。ベッテルは、45℃前後の高い路面温度で行われたFP3の多くの時間を、メカニカルトラブルによって失いましたが、予選ではチームメイトに続く3番手タイムを記録しました。(注)

ピレリ・モータースポーツ・ダイレクター ポール・ヘンベリーのコメント
「多くのドライバーが1ストップ戦略を採るでしょう。Formula Oneにおける開発のペースは比類なきもので、今や全チームがわれわれのタイヤを読み切っています。これは昨年も見られたパターンです。インド同様、アブダビの路面は非常にスムーズなため、両コンパウンドともにデグラデーションは低く、熱によるデグラデーションも大きくはありません。ここまで見た限り、ロングランのレースペースは極めてきん差であるため、アドバンテージを得るための戦略が重要になります。ルイス・ハミルトンだけではなく、4番グリッドからスタートするウィリアムズのパストール・マルドナードも素晴らしいラップを見せてくれました」

公式予選トップ10ドライバーの使用タイヤ:
ハミルトン 1分40秒630 ソフト
ウェバー 1分40秒978 ソフト
ベッテル(注) 1分41秒073 ソフト
マルドナード 1分41秒226 ソフト
ライコネン 1分41秒260 ソフト
バトン 1分41秒290 ソフト
アロンソ 1分41秒582 ソフト
ロズベルグ 1分41秒603 ソフト
マッサ 1分41秒723 ソフト
グロージャン 1分41秒778 ソフト
(注)ベッテルは、予選後に、規定された量の燃料をタンク内に残していなかったため、予選結果から除外されています。

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