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ハミルトン、来季タイトル争いはできないと予想

2012年10月08日(月)10:21 am

ルイス・ハミルトン(現マクラーレン・来季メルセデスAMG)が、2013年のチャンピオンにはなれないだろうと思っている事を認めた。

「(来年チャンピオンとなる)可能性は全くないね。レースに勝つ事さえ期待していないよ」とリポーターたちに明かしたハミルトンは、マクラーレンで今季の5レースを終えると2013年以降を過ごすメルセデスAMGに移籍する。

ハミルトンは、メルセデスAMGで勝つのは長期計画になるという事を理解しているという。つまり来季以降再び表彰台の頂上に立つまでには時間がかかるという事だ。

「それはメルセデスAMGに移籍する事を考え始めたころからまず理解しておかなくてはいけない事だったからね。僕は長期的に見ているんだ。僕らが最も成功するのは2014年か15年になるだろうね」

ハミルトンは、初めは「目標を低めに設定する」事で、自身に対するプレッシャーをいくらか軽減する事ができると考えている。

「プレッシャーは軽くなるよね、それは確実だよ」

ハミルトンのメルセデスAMGへの移籍は、パドックでは2014年のルール改定を見越したものだと受け取られている。2014年には現行のV8エンジンからV6ターボエンジンに変更になる。

ハミルトン自身も、メルセデスがV6ターボエンジンを自社開発する事を願っており、そうなればマクラーレンはカスタマーエンジンを使用する事になり、アドバンテージが得られるという公算だ。

メルセデスAMGのチーム代表を務めるロス・ブラウンもアドバンテージを期待している。「われわれにはワンチームポリシーがあり、チーム全体がひとつになって戦うという原則がある。ブリクスワース(エンジン)とブラックリー(車体)のスタッフが一体となって働き、カスタマーよりも多くを達成できるという事だ。しかし、マクラーレンはカスタマーといえ非常にプロフェッショナルなチームだ」と、ブラウンは語り、アドバンテージを期待している事を認めている。

「われわれの目標は2014年に最高のエンジンを手に入れる事だ。そしてマクラーレンもそのエンジンを使用することになる」とブラウンは付け加えた。

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